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更新日:2020年3月26日

市原新名所が誕生! 世界の歴史に刻まれる、地層スポット「チバニアン」

こんにちは、ワンズホームです。今日はいつもとは少し趣を変えて、千葉県や市原市周辺の話題のスポットをご紹介します! 今回はニュースでも話題となった「チバニアン」です。みなさんご存じでしょうか?

これまで地球のS極とN極は、360万年の間に11回逆転したとされていますが、その最後に逆転した地層が確認できるのが「チバニアン」です。うーん、なんだか難しい話ですが、約77万年前に地球の磁気が逆転した痕跡を示す“地層の名称”だと思ってください。

正磁極期と逆磁極期の地層が連続して確認できるのは、競争相手であるイタリアと市原の田淵地区だけでした。そして、国際地質科学連合の調査の結果、約77万4000年前から12万9000年前までを、「チバニアン(千葉時代)」と呼称することになりました。地質時代の区分としてみなさん聞いたことがある「ジュラ紀」「白亜紀」と並び、「チバニアン」世界の教科書に載る可能性が高いのです。

場所は、東京から至近、千葉県市原市田淵地区の養老川沿いです。東京からはJR内房線五井駅、小湊鐡道に乗り換えて約1時間弱で月崎駅へ到着です。房総半島を走るこのローカル線自体も、昔懐かしい雰囲気でとても風情があります。月崎駅からは県道の172号をおよそ30分歩いて、入り口である「田淵会館」に到着します。

実際のチバニアンの地層には、磁場や時代別に色とりどりの「タグ」が挿されており、磁場の変遷が分かるようになっています。事前に勉強していくとさらに楽しめるかもしれません。ハイキングがてら、養老川のせせらぎを聞きながら、地層の歴史に思いを馳せてみてはいかがでしょう。

【アクセス】

市原田淵地磁気逆転地層ビジターセンター

 

所在地:千葉県市原市田淵1157番

開館時間:午前9時~午後4時

休館日:毎週木曜日、年末年始(12月29日~1月3日)

※木曜日が祝日の際は休館日を休前日に振り替えます。

TEL/FAX:0436-96-2755