もし首都圏で注文住宅をお考えであれば、千葉県は今最もおすすめしたいエリアのひとつです。おすすめする理由は様々です。この記事では、千葉の魅力や住みやすさ、おすすめエリアなどをご紹介し、千葉で注文住宅を建てる際のポイントや注意点についても解説します。また、住宅に関する補助金制度についても紹介しますので、ぜひご活用ください。
注文住宅を千葉で建てるべき理由は?
千葉は、予想以上に住みやすい地域であることをご存知ですか?この記事では、「地価」「交通」「子育て」の3つの観点から、なぜ千葉が住みやすいのかを解説します。
住みやすい地域として人気上昇中
日本全体で少子高齢化が進む中、東京圏(東京・神奈川・埼玉・千葉)では人口が増加しています。この増加は主に転入によるもので、千葉県内では流山市・柏市・千葉市・船橋市・市川市が転入者の多い地域です。また、不動産業界や調査会社のランキングでも、千葉県が注目を集めるようになっています。この傾向に伴い、地価も上昇しており、2020年6月時点での公示地価は前年比1.28%上昇しています。
【出典】総務省統計局:住民基本台帳人口移動報告 2019年(令和元年)結果
都内へのアクセス良好&リーズナブル
千葉の魅力の一つは、都心へのアクセスが良いことです。例えば、千葉市(千葉駅)からはJR総武本線快速を利用して約40分で東京駅に到着します。柏市(柏駅)からはJR上野東京ラインを利用して約35分、市川市(市川駅)からはJR総武本線快速を利用して約20分で東京駅に行くことができます。また、高速道路も充実しており、京葉道路や東関東道、常磐道などを利用して多方面へのアクセスが便利です。さらに、東京湾アクアラインの開通により、川崎や横浜方面への移動も容易になりました。千葉県は交通の便が良いだけでなく、東京に比べて地価が安い特徴もあります。国土交通省のデータによると、江戸川区の公示地価平均が363,200円/㎡に対し、市川市は216,200円/㎡、葛飾区の319,700円/㎡に対し、松戸市は136,400円/㎡となっています。都心へのアクセスが便利でありながら、地価が比較的安いのは、千葉県の魅力の一つです。
特にファミリーに人気
千葉県は特にファミリー層や子育て中の若い世代に人気があります。その理由は、県全体で子どもや子育て支援に力を入れているからです。その代表的な取り組みが、「チーパス」です。チーパスは、子どもが中学校を修了するまでの世帯や、妊婦さんがいる世帯に配布される子育て家庭優待カードです。協賛店で提示することで、買い物の割引や景品のプレゼント、おむつの交換場所の利用などのサービスが受けられます。自治体によっては独自の子育て支援を行っているところもあります。例えば、多くの自治体は子ども医療費助成制度の対象を中学校修了時までに設定していますが、銚子市や印西市、匝瑳市では高校修了時までを対象としています。また、自己負担額や所得制限を設けない自治体もあります。保育園や幼稚園の数や教育体制の充実も重要で、松戸市や浦安市、柏市、流山市なども子育てしやすい自治体として知られています。千葉県内での居住地を検討する際には、メディアで発表されるランキングなどを参考にするのも良いでしょう。
千葉で人気のエリアと土地価格相場とは?
千葉県には幕張メッセや人気のテーマパークがあるモダンなベイエリア、自然に恵まれた房総半島、情緒あふれる東葛飾など、さまざまな魅力があります。ここでは、千葉県内で特に人気の高いエリアと土地価格の相場(2020年1月時点)を紹介します。
船橋
都心への通勤・通学に便利で住環境も整った船橋市は、ファミリー層に人気の高いエリアです。住宅地の土地平均価格は151,900 円/㎡で、千葉県内ではやや高めとなっています。 JR総武本線やJR中央総武線、京成本線などが乗り入れる船橋駅は、都心へのアクセスの良さが魅力です。大型ショッピングモール「ららぽーとTOKYO-BAY」や「東武百貨店」などの商業施設も充実しています。
船橋市は「スポーツ健康都市」を宣言しており、広大な運動公園「グラスポ」や最大収容人数6,000人を誇る「船橋アリーナ」など、スポーツ施設が充実しています。市の北部には、世界的童話作家アンデルセンの生誕地であるデンマーク王国オーデンセ市との協力で整備された「ふなばしアンデルセン公園」があります。1800年代のデンマークの農家や粉ひき風車が再現されたエリアでは異国情緒が味わえ、子どもたちが楽しめる「森のアスレチック」や「子ども美術館」などが人気です。
松戸
松戸市の住宅地の土地平均価格は136,400円/㎡で、千葉県内では比較的中程度の水準に位置します。過去には「共働き世帯が選ぶ子育てしやすい街ランキング」で全国1位を獲得し、子育て支援が充実しています。中心の松戸駅からは、JR常磐線を利用して上野駅まで約20分です。2015年には上野東京ラインが開通し、東京駅へのアクセスも便利になりました。
松戸市は江戸時代には水戸街道の宿場町として栄えた歴史ある街です。落ち着いた雰囲気を持ちながら、近年では若者や訪日外国人の注目を集めています。これは、2010年から始まったまちづくりプロジェクト「MAD City」によって、古民家などがカフェやショップ、民泊などにリノベーションされているためです。
市内を散策するとアートが見つかり、古き良さと新たな刺激が融合する松戸の魅力を感じることができます。
柏
柏市の住宅地の土地平均価格は110,300円/㎡で、紹介した3つのエリアの中では最も手ごろな価格帯に位置します。柏駅からJR常磐線を利用して上野駅まで約30分でアクセスでき、上野東京ラインの開通により東京・新橋・品川へも乗り換えなしで行けます。
さらに、つくばエクスプレスを使えば秋葉原や浅草へ、東武アーバンパークラインで大宮などへも便利にアクセスできます。柏駅周辺には複数の大型ショッピングモールがあり、若者が多く集まる「千葉県の渋谷」と称されるほど活気のある街です。
柏市は子育て支援に力を入れており、保育施設の整備や入園案内などに取り組んでいます。2015年から2019年までの5年間で国基準の待機児童数ゼロを達成しており、子育てを検討している若い世帯にとって魅力的な選択肢です。
千葉で注文住宅を建てる際のポイントとは?
その土地の魅力や特性は、実際に生活してみないとなかなか把握できません。千葉で新築注文住宅を建てる際に留意すべき点について解説します。
東京湾岸地域は日射量を活かした設計に
千葉県は概して温暖な気候が特徴ですが、海岸地域と山岳部では異なる気候条件が見られます。また、同じ海岸線でも東京湾に面した地域と太平洋に面した地域では気候が異なるため、立地に応じた計画が必要です。浦安や市川、船橋などの人気エリアは東京湾岸地域に位置しています。
気候の特性としては、日照時間が長く、夏は暑くて冬は温暖な傾向があります。この地域ではヒートアイランド現象が頻発しやすいため、建物の設計においてもその対策を考慮する必要があります。
ヒートアイランド現象は都市部でよく見られ、中心地域が周囲よりも高温になる現象です。この現象は健康や環境にさまざまな影響を与えます。したがって、建物の設計においては、断熱性と通風性を考慮し、室内の過度な温度上昇を防ぐ必要があります。
一方、日射量の多さを利用して太陽光発電システムを導入するなど、エネルギー効率を高める取り組みも有効です。建築士との相談を通じて、年間を通して快適な環境で過ごせる住宅を設計してください。
地震災害に備えた耐震性の確保
日本全国で地震のリスクがある中、千葉県でも首都直下地震などの大規模な地震が起こる可能性があります。家族の安全を確保するためには、地震に備えた耐震性の確保が必要です。
千葉・埼玉・東京で注文住宅の設計・建築を手がけるワンズホームは、創業以来耐震性への取り組みに力を注いでいます。自由な間取りを実現しながらも建物の強度を確保するために、テクノストラクチャー工法を採用しています。
長期的な目線で立地やデザインを考える
家を建てることは一生に一度の大きな出来事です。特にオリジナルの注文住宅を考えると、その思い入れは一段と強く、検討事項も多くなるでしょう。家を建てるなら、なるべく長く快適に住み続けたいと考えるのが普通です。子どもが誕生し、成長し、やがて独立して夫婦二人の生活に移行するなど、ライフステージの変化を見越して計画を立てることが重要です。
また、家を建てた後も終わりではありません。定期的なメンテナンスが必要であり、家族構成の変化に伴い間取りの変更やリフォームが必要になることもあります。立地選びや資金計画から始まり、施工、定期的な点検・メンテナンス、リフォームまで、長期にわたって親身にサポートしてくれる建築会社を選ぶことが大切です。
千葉で注文住宅を建てる際に利用できる補助金
千葉県内の各自治体では、移住や定住を促進するために、住宅取得者や新しい住民に対してさまざまな支援策を展開しています。以下では、市原市が提供する支援プログラムをご紹介しますが、他の自治体も独自の支援制度を備えているので、転入を検討している地域の公式ウェブサイトを確認してみてください。
住宅用再生可能エネルギー等設備導入事業補助金
再生可能エネルギーの普及を促進するためのプロジェクトです。太陽光発電システムや太陽熱利用給湯システム、家庭用燃料電池システム(エネファーム)、定置用リチウムイオン蓄電システムなどの設備を導入する場合、5万~10万円の補助金が提供されます。また、既存住宅の窓の断熱改修にも、経費の4分の1(上限8万円)が補助されます。この支援も予算が限られているため、先着順での受付となりますので、申請は早めに行いましょう。2020年度の募集は新型コロナウイルスの影響でまだ開始されていませんが、申請に興味がある方は市原市の広報や公式サイトを定期的にチェックしてください。
長期優良住宅の認定
2009年6月に実施された「長期優良住宅の普及促進法」に基づく国の政策です。長期優良住宅とは、「長期間にわたって状態が良好な住宅」を指します。
長期優良住宅の認定を受けると、住宅ローン控除制度や登録免許税の軽減、不動産取得税や固定資産税の削減など、税制面での様々な優遇措置が適用されます。
認定を受けるには、工事が開始される前に「長期優良住宅建築計画書」を作成し、これを市原市に提出する必要があります。申請には国が定める様々な基準を満たすことが求められますので、建設会社と相談することをお勧めします。
千葉で注文住宅を建てるならワンズホームにご相談を
自分たちの希望に加えて、土地の特性も考慮した設計が重要な注文住宅です。弊社では、耐震性や高い断熱性、通風性などを考慮した設計に加えて、保証制度とアフターサービスも充実しています。千葉で注文住宅をお考えの際には、ぜひ一度弊社にご相談ください。